競争圧力に耐える
BOSCHERT社、銅打ち抜き機でSTOBERの駆動技術に信頼を置く:
BOSCHERT社の銅打ち抜き機「CuMaster」は、非常に長い銅レール、アルミレール、鋼レールを極めて動的かつ高精度で加工する機械です。この機械メーカーは、ドライブスペシャリストであるSTOBERの直交軸遊星歯車減速機、直交軸サーボモータ用減速機、および新しいピニオン付き減速機に信頼を寄せています。これまで取り付けられていたスピンドルドライブと比較して、これらの減速機は格段に柔軟性が高く、コンパクトで高速かつ動的であり、システムの競争優位性にプラスの影響を与えています。共同作業の決め手となったのは、品質、優れたコストパフォーマンス、そしてワンストップで入手できる幅広いポートフォリオでした。
ドイツ・プフォルツハイム、2025年xx月xx日 – BOSCHERT社の設計技術者であるマヌエル・クンツェルマン氏は、「お客様の要求事項は著しく高まっていました」と以前から指摘しています。「お客様は、高品質で耐久性に優れた機械を求めるだけではありません。低価格でありながら、より高い性能も重要視するようになってきています」。その上、システムはますます多くのことを実現できることが期待されているため、より複雑になっています。BOSCHERT社は、自社の機械を顧客の課題に合わせて一貫してカスタマイズしています。クンツェルマン氏は「しかし、競争圧力が高まるにつれて、そのために使える時間がますます少なくなっています」と説明します。
南シュヴァルツヴァルトのレラハに位置するBOSCHERT GmbH社は、125名の従業員を擁し、特に板金加工業者や配電盤製造業者が使用する打ち抜き機を製造しています。同社はバーデン=ヴュルテンベルク州に本社を構え、世界中で事業を展開しています。システムの売上は、アジアや米国と同様にヨーロッパでも好調です。
最新開発製品の一つがCuMasterです。「この銅打ち抜き機は、310 x 20 x 6,000ミリまでの材料寸法に対応しています」と、設計技術者のクンツェルマン氏は説明します。「このシリーズは極めて動的で柔軟性が高く、例えば変圧器製造、太陽光発電、風力タービンのバスバー用に、特に銅レール、アルミレール、鋼レールを加工するのに使用されます。つまり、高電流を伝送する必要がある場合です」。システムの開発は2020年に始まり、2024年初頭には最初の試作品が納入されました。「今日まで15台の機械を販売しました」と、クンツェルマン氏は語ります。「素晴らしい結果です。このおかげで、現在の厳しい経済状況でも良好な基本稼働率を達成しています」。
協力して品質を具現化する
BOSCHERT社は、自社内ですべての部品を製造することはできません。そのため、選び抜かれたサプライヤーを頼りにしています。クンツェルマン氏は、「当社にとって重要なのは、サプライヤーが我々にパートナーとして寄り添い、我々と同じように品質を具現化してくれることです」と説明します。サプライヤーの拠点は近隣のヨーロッパ圏です。もちろんBOSCHERT社は、レラハから160キロメートル足らずのプフォルツファイムに位置するドライブスペシャリストのSTOBERのように、すぐ近くのドイツのサプライヤーも利用しています。「CuMasterは両社の初の共同プロジェクトです」と、STOBERのエリア営業マネージャーであるアレクサンダー・シュミットは語ります。「BOSCHERT社のことは、以前の職場にいた時から知っていました。それ以来、何度も顔を合わせています。今回のプロジェクトのことを聞いて、さっそく連絡を取りました」。BOSCHERT社は、コンポーネントの品質の高さ、STOBERの専門知識に裏付けられた能力、そして何よりもコストパフォーマンスが非常に優れていることを認識していました。クンツェルマン氏は、「当社にとって重要なのは、STOBERがすべてをワンストップで納入できることです」と強調します。
CuMasterの特徴は、正確な作動方式に高速度とダイナミクスを兼ね備えていることです。まさにこの点が、この打ち抜き機を競争力ある存在にしています。膨大な種類の工具が用意されているため、ユーザーには数多くの選択肢があります。クンツェルマン氏は、「この機械には合計で8台の工具ステーションがあります。「1種類/3種類/8種類の工具を利用できます」と説明します。工具ホルダには、200 x 20ミリまでの銅部品を一気に切断できるステーションが装備されています。打ち抜きヘッドは、高速で22トン、低速で60トンの力をワークピースに加えることができます。BOSCHERT社は、ビード加工や深絞りなどの成形工程のために、機械に最大3台の下降可能な油圧ダイスを装備しています。動的なコレットチャックが材料をシステムへ案内します。「軸の位置決め用に、以前はスピンドルドライブを使用していました」と、クンツェルマン氏は語ります。しかし、このコンポーネントは長さを考慮せずに取り付けることができないため、設計技術者たちは柔軟に対応できませんでした。また、多くのメンテナンスも必要でした。しかも、スピンドルドライブはCuMasterにとってコンパクトさが十分ではありません。アレクサンダー・シュミットは、「STOBERは、このタスクのために新しいピニオン付き減速機を納入しました」と説明しています。「当社は、各種シリーズでモジュラー形式のピニオン付き減速機を多様な長さで提供しています。これによって、お客様ごとに特定の用途に対応することが可能になります」。
取り付けが容易なラック
新しいピニオン付き減速機の特長は、ピン止めが任意で選択できることです。ピニオンによって力が加えられても、ラックはずれてはなりません。そのため、競合他社は、通常、加圧力に加えて、ラック両端に合わせピンによるねじ止めを使用することで、ラックのずれを防止しています。ただし、合わせピン用の穴開けとリーマーを使った再加工は、ねじ止めした状態で機械で直接行わなければなりません。「特に、CuMasterなどのような多くの装着部品を備えた複雑なシステムでは、この作業は極めて面倒で時間がかかります」と、シュミットは語ります。「STOBERは穴数が2倍の精密ラックを納入しました。通常のように、125ミリ間隔で穴が開いているのではなく、62.5ミリ間隔でねじ止め用の穴が開いています」。これにより、機械本体へのコンポーネントの接触圧力が2倍になります。同時に、取り付けの容易さも最大限に高まります。
「ZRシリーズの特徴は、ボルト穴付きの大型のはすば歯車付きピニオンです。このピニオンは高い搬送速度を実現します」と、シュミットは説明します。また、このピニオンは追加フランジなしで取り付けられているため、この点が優れたコストパフォーマンスに反映されています。さらに、優れた駆動剛性も備えており、一貫した精度と設置スペースの削減も魅力です。また、手間のかかるメンテナンス作業も不要です。「このコンポーネントの開発は現在も進んでいます。そのため、将来を見据えた場合、ピニオン付き減速機を選択する決断は難しいものではありませんでした」と、クンツェルマン氏は総括しています。スピンドルドライブからピニオン付き減速機への切り替えは、円滑に行われました。
さらに高くなった駆動効率
STOBERは、ねじ切り装置用に直交軸遊星歯車減速機と直交軸サーボモータ用減速機も納入しました。ドライブスペシャリストである当社は、直交軸サーボモータ用減速機を二段式だけでなく、単段式でも提供しています。新たに設計されたシリーズは、堅牢なベアリングシステムと高度な歯切り加工技術を備えています。これによって、負荷や傾きに極めて強い構造になっています。減速比が2または4の単段式バージョンは、二段式バージョンと比較して、出力側でより高い回転数を実現することができます。三段式仕様では、最大400までの減速比範囲を利用できます。
クンツェルマン氏は、「省スペース設計のドライブによって、重量が小さくなり、トルクが高くなるため、駆動効率が向上するという利点を得ることができます」と説明します。アプリケーションや顧客のオプションに応じて、コンポーネントは時には同期して連携し、時には個別に動作します。「当社は、BOSCHERT社、およびコントローラ付きサーボドライブを納入したSchneider Electric社と共同でドライブソリューションを設計しました」と、シュミットは説明します。試運転はBOSCHERT社が自ら行いました。
クンツェルマン氏は、「私たちはパッケージ全体に大変満足しています」と喜びを表現しています。「特に、高い最終速度とドライブのダイナミクスによって、当社の打ち抜き機は競争力が大幅に高まっています」。これに貢献しているのは、特にピニオン付き減速機の高い剛性と精度です。クンツェルマン氏は、協力体制にも感銘を受けています。彼はこれを「完璧だ」と表現し、サポートは最高レベルで、納入も驚くほど短期間で行われました。問題が発生した場合、BOSCHERT社はすぐに分かりやすい助言を受けることができました。こういったことで、新しいプロジェクト、課題、最適化に対処する場合であっても、うまく機能します。
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